triumph0213発のトライアンフ・サンダーバードのタイトル

Triumph 96Thunderbird
ENGINE : 885cc Liquid cooled DOHC, in - line 3 cylinder
Maximum power : 70 PS at 8000rpm
Top speed : 194.81km/h
Maximum torque : 72 Nm at 4800rpm
1/400m : 12.1sec. @ 164.22km/h

9か月目のインプレッション

レトロなブランド、レトロなデザインで、水冷。
しかも、リアショックが日本ネイキッドの様にツインショックでもなく、モノショック。さらに、タンクはニーグリ部分のえぐられた形。
頭の固い人は混乱する仕様。僕は発売当初の95年モデルのデザインが一番いいと思っている。
渋好みの為、メッキだらけになるのは変だと思っていたが、98年モデルからは、クルーザー流行りが影響してか、Thunderbird Sportが出たからか、こっちはメッキだらけになった。さよなら。
シート高750mmで、普段のそれも都内の下駄になるほど乗りやすいが、現行モデルにもかかわらず、他人が走っているのをあまり見たことが無いので、自分のライディングフォームがカッコイイのかブサイクなのか分からない。
とても高性能ビッグバイクに太刀打ちできる数字じゃないのに、速く走れる不思議があるよ。タンデムも重要な仕事の一つとして考えている不純な人にもグッド。
ハーレー以外で、バイクらしいバイク?を探していたらこれになったという人は多いと思うが、クラシックファンでもなく、ストリート志向のつもりで買うと社外品探しで、痛い目に遭う。だから、不人気なのだろうか。宣伝不足だけれど、ディーラーの体制は悪くない。
しかし、このバイクは、高速道路、1km先の買物、低気圧の峠、タンデム、残り点数、雨、砂利、盗難、個性、メンテなど今日の現代人が抱えるすべての我ままな課題をクリアしているに決まっている。
メーカーオプションのコンペマフラーの音は、寂の趣があり、高音域がハーモニーする。然るべき時、うるさいので、「ああ、協調性の無いあの人はあの音を買ったのだ」と思うでしょう。

何を基準にするかが気になるが、アンダーステア! だから、昔の大型バイクの儀式の様に低速でベッタンベッタン切り返しが楽しい。
東京とて路肩は砂利とわだちがいっぱい。リアタイヤがミシュランの160/80の16インチってことで、それらに備える、と考える。
雑誌のインプレで3000rpm以下はトルクが細いと失礼なことを書いてあったが、その通りだ。何速に入れようが、おそらく、ツイン系のラッパを吹いて、3人で雑談でもしているのだろう。5000rpm以上で急いで3人が仕事をしだす。トップギア(5段)で5000rpmから7000rpmに急激に回すときの加速感は期待どおり。ちなみに8500rpm以上では、3人の労組が赤い鉢巻きをすると条約は謳っているが、まだ試す機会が無い。
左にあるエアクリーナーカバーあたりから出るプクプクという軽い振動がチャームポイント。
この3気筒トライアンフは、過去を振り返らずに振り返る、というややこしいバイクです。

燃費:
16km/l(市街地、高速関係なく)。タンク容量は15L(内リザーブ4L)、満タンからリザーブに入るまで180kmぐらい走れます。吹かし過ぎるコンペマフラーを付けての話。MCNのテストでは、航続距離は225.4キロ。

趣味的問題点:
フロント周りがすごく不満だ。
ウインカーがすごく左右に飛び出していて、しかも、それらが付いているヘッドライトステーがプラスチックみたいに弱いため、一度の軽い立ちゴケでステーがポキリで、ヘッドライトがブラ〜だ。また、2POTのシングルディスクブレーキふあふあのフロントフォークが相まって、230kgの車体はズル〜。
買う前から、デザイン的に納得できていないのがアメリカン風のアップハンドル。日本と同じ島国仕様としては、町中ではハンドルを抉る癖がでそうだし、高速クルージングでは、リアを捕えにくいポジションは不思議だ。絞り込みがキツ過ぎて、ベベットの揺り篭ダンスになってしまう。是非、換えてみたい。

で、どうイジったか!?

12か月目のインプレッション
等々力多摩川にて
恥ずかしながら、1年経ってようやく、初速のパワーや重量に慣れてきました。なんか、腰がどっしりして乗れるようになってきた。砂利道も突破して行けそうな気がしてきた。今や、重心が高いのがアンダーステアな訳が無い、クイック、クイック。冗談抜きで、1km先のお使いもこれで行きますよ。僕は、都内をオフローダー?することがかっこいいと思い続けていたので、Tbirdの取り回しの厄介さに疲れていたこともあった、正味の話。実は、バイクの乗り方の基本からやり直しました。買ったときに販売店で、1万キロでようやく調子が出てくるなんて言われていたことを忘れていた。もうじき、1万キロなんで良さが解ってきた。時間のかかる買い物したもんやで、正味の話。
しかし、未だに悩み続けているのが、ハンドルの位置。前目にニーグリップすると、右のシリンダーヘッドに膝がぶつかるんです。もう一度、換えてみようと思っているんです。
Legend TTっていいなあ。キャブレターも改良されて、燃費が上がるそうだし、足つきもよさそうだし。でもね、Tbirdのメッキは相当のものやで、「磨いてへん」っていうのに、「毎日磨いていますね!」って言われるくらいの光もん状態。
カワサキのショウモデル車W650っていいなあ。2気筒で、軽そうやし、メンテ楽そうやし、ホンダの新型CL400といい、いよいよ、僕のバイクらしいバイクという幻想のデザインが出てきた。これで、安心して、Tbirdを事故れるなあ。

14か月目のインプレッション

TBIRDは、他の3気筒ラインナップに比べてラジエターのリザーブタンクがたいへん小さいらしい。そのため、吹きやすい。タンクの目盛りを気にする僕は神経質なのか?ラジエターが、イってしまうのは、想像しただけでもとってもいやです。何回か峠を走ると吹いた形跡があった。外車の水冷の一長一短を考えたくない。

16か月目のインプレッション

ある日、あまりにも天気が良いので僕は突然、気が付いたら、等々力から第三京浜に入っていた。今日は車線変更の度に妙にフロントが逃げるなあ。三ツ沢で折り返そうと降りた途端、後輪がパンクしてしまった。急遽、横浜のバイク屋さんでパンク修理してもらって、初めて知った事実は、チューブレスタイヤを履いていながら、中はチューブが入っているということ。もちろんスポークホイールだから、考えたらそらそうだ。
しかし、16インチのリアタイヤのくせに14インチ用チューブが入っていたということ。取り敢えず、15インチ用チューブを入れてもらった。理由が解らない、チューブは中でちぎれていた。
17か月目のインプレッション

先日、販売店で99年度版トライアンフカタログをもらった。いよいよ、ラインナップから、サンダーバードが消えていた。
これで、箔が付いた。当分、純正のハモニカエンブレムキャプトンパイプは、現行車では無くなるぞ!
思えば、僕のバイクらしいバイクという幻想をヒンクレーも追い掛けていたに違いない。あのアメリカ市場に困惑しながら。
しかし、全世界の飽くなきトライアンフ幻想は、未だ消えない。
なぜなら、至上命題のボンネビルが復活していないのだから。

21か月目のインプレッション

トライアンフのホームページ見た?
あれ?ラインナップにサンダーバードが復活している。
まず、FAQページに書いてあったが、僕の14か月目のインプレで指摘したクーラントが吹く問題が最新型では解決されたらしい。
ツートーンのタンクに変なニーパッド(以前はoptionだった)が付いている。W650もそうだけど、何が悲しくてニーパッドという余計なもの欲しがるんだろう。W650は、タンクマウントが緩いので、しかたないかもしれないけれど。
どう思う?カワサキのW650発売がきっかけって思わない。
こんなことをしては、トライアンフの伝説は、自らカワサキに譲ったと言っているようなもの。
イギリス本国では、W650をいくらで売られているんだろう。いっそのこと、空冷バーチカルをカワサキから供給してもらって、ボンネを再生産する気なんだろうか。そんな訳ないな。

tora 何をイジったか!?

改善その1: ハンドルをグリップ二つ分寝かし、絞り込みを緩めた位置のハンドルに交換しました。これでこじり癖が無くなり、やはりニーグリがし安くなりました。でも、Zみたいなハンドルの方がらしいかなあ。まあ、飽きたら今度そうしよう、今はゼファーっぽいハンドル位置です。でも、まあまあ良いって感じで、未だ、ベストじゃないです。もっと、グリップ位置を後退させるためには、ケーブル類から、作り直さないと。 費用:3,500円

改善その2: 何をしたかといえば、リアウインカーと同じものをフロント側にも付けただけです。でも、これでやはり取り回しが軽くなったと感じるし、走行中ウインカーの点滅の有無が見えるようになった。今の段階でミニウインカーの様な社外品には質やデザイン的に見合うものが見つからなかった為。
費用:11,000円(ウインカー1個約5,500円)

ブレーキキャリパー改善その3: ジングウシがお薦めるフロントのブレーキキャリパーに変更。決してオーバースペックじゃなく、これでやっと、普通のバイクに乗っている感じになってきた。6POTキャリパーHarison製とメッッシュホースで、これは、サンダーバードにSpeed Tripleのエンジンを載せたアトランタのチューナーもこれだったのを米雑誌で見たなあ。
費用:110000円(キャリパー単価80,000円)


やれた感じサンダーバード画像

以上
これを読んだらTbirdに興味を持つように念を飛ばながら takashi uchida


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