ポルトガル旅日記
10月3日(木)サン・セバスチャンなどスペインバスク地方→夜行
●ちょっといい街TOLOSA
程よい疲れと緊張感をすっかり解きほぐし、素晴らしい目覚め。
昨夜の宿「OLIA HOTEL」別館をチェックアウト。
←これが我々が泊まった別館。可愛いのなんの・・・。
TOLOSA駅に向かい、時刻表を見にいく。
トーマスクック時刻表に載っておりませんから。こんな超在来線。
そして、リスボン行きの列車も予約できそうにないので
サン・セバスチャンに行くことにする。
朝食をこのあたりで食べる?と話しながら駅周辺を見ると
川沿いに教会などが見える。
「これは、案外観光地なのかも・・・」
「記念に少し歩いていく?」

●意外に文化的民度も高そうな街
駅に荷物を預けようにもロッカーが見当たらない。
英語で「荷物預けたいんですが」と駅員に尋ねると、
駅員室に無料で置かせてくれるとのこと。嬉しい。
「小一時間ほどで戻りますから」と言い残し歩き出す。
午前中の曇り空のなか、川沿いの古い船着場を眺めたりする。
TOLOSAは、あとで調べたところ、
世界的な合唱コンクールで有名な土地だとか。
そして、スペイン史上に名高い古都でもある。

●ユーロ硬貨は国によってデザインが異なる
教会。ちょっと外装の工事中でありました。
真っ白いしっくいを塗っている最中。

ちょっと小腹が空いたので、歩きながら軽く食べられる
軽いお菓子を朝食がわりにする。
なかなかいい雰囲気の流行っているお菓子屋さんを発見。
アーモンドタルトやクッキーなどを食べる。
バターの香りが立って、素晴らしく美味しかった!

電車の時間が来たので、古い街並みを歩きつつ駅へ。
電車を待つあいだ、駅員が話し掛けてくる。スペイン語でした。
「1ユーロ硬貨持ってたら、交換してくれない?」
1ユーロ硬貨は、国によってデザインが異なっていて、
駅員は旅行者をつかまえてはユーロ各国の効果をコレクションしているのだそう。私たちはフランスから来たのだけれど、
あいにく小銭を持ち合わせていなかった。
●トルティージャにタコのマリネで
こんどこそ降り間違えないように、サン・セバスチャン到着!
まずは、夜のSud Expressを予約する。
寝台車両はもちろん満席、簡易寝台もフル。
しかたなく、座席で夜明かしすることになる。
電車苦手の相棒、早くも列車に懲りてきたようで
「スペインでクルマ借りてドライブするってのもいいかも・・・」
とつぶやいたりする。

サン・セバスチャン駅のバルで昼食を取ることに。
タコのマリネ、スペイン風ポテトのオムレツ「トルティージャ」。
生ビールもつけて。これで千円ぐらいかな。
フランスと比べてぐっと物価が安くなった印象。だけどEC統合前よりは
物価が高騰しているとのこと。

●海辺でおひるね
サン・セバスチャンはなかなかの賑わい。
駅から歩いて行けるビーチは、優雅だけど、
全体的に比較的庶民的で親しみやすい感じ。
海水は冷たいものの、陽射しが出てきた昼すぎは
ビーチで寝転ぶ人びとで賑わっている。
「今夜、夜行で眠れないかもしれないから、
体力温存しておいた方がいいかもね」
と、我々はビーチで昼寝することに。
手荷物や靴をビニール袋に入れて枕にし、寝そべる。
目を閉じたまぶたの裏にオレンジ色のカーテンがかかる。
波音を遠くに聞きながら、相棒の体温を近くに感じる。
しあわせをかみしめながら、1時間は眠ったかな。
そんな私のロマンチックな気分はさておき、ハタから見たら
服のまま、行き倒れのように浜辺で眠っているヘンな日本人。

●ぶらぶら歩き in サン・セバスチャン
インターネットカフェでホームページの掲示板やチャットなどをチェックする。
友達が応援メッセージを入れていてくれて嬉しかった。
犬を連れて旅行している人の多いこと。楽しそうに駆け回っては
ときどきご主人を見失わないように、ご主人の姿を確認する。
さかりがついていた犬は、雌犬にモーションをかけていたが思いとげられず、
冷たい石畳に座り込んで、トホホな表情で股間を冷やしていた。
「わかるなあ、その気持ち」と、相棒は切ない男心を思いやっていた。
スーパーマーケットやカフェに寄ったり、ぶらぶらと街歩きしながら
夜行の時間を待つ。ライトアップされた川辺のロマンチックなこと。
幸せだなあ。となりには世界一好きなひとがいるではないの。

で、その世界一と駅で生ビールを飲みながら電車を待つ。
Sud Expressに乗り込む。ハイテク車両でもない、食堂や寝台車両を
アレコレつないだ国際列車。電車好きの私は嬉しくてしょうがない。
コンパートメントは我々2人だけ。こりゃいいや!とスナック菓子を食べ
スナックスタンドでビールを買い、向かい合わせのシートにそれぞれ寝転ぶ。
しかし、我々がぐっすり眠っているところに、スペイン人老夫婦が乗り込む。
片側のシートに2人で座り、座位で眠る我々。
案外どんな格好でも寝られるものです。
明日の昼ごろには、リスボン!13時間の列車の旅。

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