ア行

名称 説明・備考
アービター 審判。競技会の進行と采配を行う。
Arbiter
アーリー・クイーン・ムーブ 序盤からQを出すこと。P・B・Nに迎撃されて、引き返せざるをえなくなる事が多い。
Early queen
アイソレイテッド・ポーン 隣のファイルに味方のポーンがいない、孤立したポーンのこと。極めて狙われやすい。
Isolated pawn
アウトポスト 敵陣で、理想的な駒配置が行えるマスのこと。ポーンで守られていれば、なお良し。
Outpost
悪手 「その手はやばいって!」と、思わずツッコんでしまいそうな手のこと。
コレを指すと師匠から破門されることもある。
Bad move
アクセプト あえて相手の作戦に乗ったり、引き分けを承諾したりする事。
Accept
アジャーン 延期という意味。対局を中断する事。
Adjourn
アタック 攻撃。〜アタックで、攻撃的な定跡名を指すこともある。
Attack
アップ 相手より駒得をしている事。
Up
アドバンテージ 有利な状態のこと。
Advantage
アンダー・プロモーション プロモーションはQになるのが普通ですが、ステイルメイトを防ぐためにRやB、Nになることがあり、
このことをアンダー・プロモーションと呼びます。何手詰などでよく見かけます。
Under promotion
アンパサン 通過捕獲。5段目にいる白Pが、2歩進んで隣にきた黒Pを取る事。(詳しくは基本ルールで)
En passant
異色ビショップ 逆色ビショップとも言う。マス目の色が違うビショップのこと。
ビショップは必ず同じ色のマスにしか動けないため、これらは互いに影響を与えない。
Opposite coloured bishop
イフ・ムーブ 郵便チェスをするとき、「一手目はe4、もしあなたがe5ときたら2手目はf4、
Nf6ときたら2手目はe5」、といった具合に仮定の指し手をあらかじめ書く事。
If move
イリーガル・ムーブ 普通に指していたら、あるはずのない着手の事。
例えばキングが居なくなっている、自分のビショップが同色のマスに居る等。
気付いたらそこで最初からやり直すか、おかしくなった所からはじめる。
Illegal move
イロ・システム イロ博士が考案したレーティングシステム。
そこかしこで用いられるレーティング・システムはこれである。
Elo system
イン・ビットウィーン 同じ駒を2手連続で動かして攻撃すること。通常同じ駒を動かすのは悪手(手損)とされるが、
相手の駒を狙ったりと、攻め進む分にはいいのかもしれない。
In between
インクリメント フィッシャー・スタイルの時間制限を用いたときに、一手ごとに追加される時間。10/5のときの5。
Increment
インターナショナル・マスター IM。FIDEレーティング2450以上で終身称号。
International master
インタレスティング 興味深い、面白い手。
interesting
ウイーク・スクエア 自分の支配下に無く、相手にとって有利なマスのこと。アウトポストの逆と言えなくもない。
Week square
ウィークネス  弱点。相手に攻められると弱い点を指す。初期配置ではf2、f7がそれに当たる。
Weakness
ウーマン・インターナショナル・マスター WIM。レーティング2250以上で終身称号。
Woman International Master
ウーマン・グランド・マスター WGM。レーティング2450以上で終身称号。
Woman Grand Master
ウーマン・フィデ・マスター WFM。レーティング2100以上で終身称号。
Woman Fide Master
ウッド・プッシャー 材木押し屋。将棋で言うところの材木運び。「ただ木材(駒)を運んでるだけだね、君は」
というニュアンスを含んでいます。下手な人を指す皮肉ですね。
Wood pusher
エクスチェンジ 駒同士の交換。駒得ならエクスチェンジ・アップ、駒損ならエクスチェンジ・ダウンと呼びます。
Exchange
エチュード 詰めチェス(検証案)。プロブレムとは異なり、実戦形式で手数制限がない。
制限が無いというのは、『最短手は自分で探せ!』、という意味で、
何手でも良いというわけではない。
指定がない場合、勝ちか引き分けに持ち込むことを目的とする。
Etude
エックス・レイ X線。相手のコントロール下にあるように見えるマスを、
自分の駒による影響を見透かして攻撃すること。
X-ray
エンディング(終盤) 終盤戦の事。試合が終わってスタッフ・ロールが流れるようなところではなく、
相手を詰めに行く、または引き分けに持ち込んで逃げ切るようなシーン。
ポーンとキングのみが残ったエンディングを、ポーン・エンディングと呼んだりもする。
Ending
応手 相手の着手に対する自分の着手。
 
OTB インターネットなどのオンライン対極ではなく、面と向かって試合すること。要は普通の対局。
Over The Board
オートマトン 100年以上前のからくり人形。チェスができ、それもかなり強かったようです。
どういう原理かは不明。もちろん現存していません。
Automaton
オーバー・ステップ センターにある駒を、他の駒の助けも借りず歩を進める事。
ギャンビット後のポーンの暴走を指す(事が多い)。やらないほうが賢明。
Over step
オーバーローディング オーバーロード状態の駒を攻撃する戦術。
Overloading
オーバーロード 二つ以上の役割を駒に与えること。
Overload
オープニング(序盤) ⇔エンディング。ゲーム最初の頃であり、定跡を使うことが多い。
とはいえチェスは2手で終わる事(フールズ・メイト)もあるので、注意が必要。
Opening
オープン・ファイル どちらのポーンも居ない行の事。ルークを用いて、相手の陣地に潜入しよう。
Open file
オープンゲーム 1.e4 e5で始まる試合。キングズ・ギャンビット、ルイ・ロペス、センター・ゲームなどの
定跡に繋がる。正面衝突になることが多い。
Open game
オポジション 見合い。KとKの間が奇数マス(通常は一マス)あいている事。この間合い取りは終盤では特に重要。
Opposition
オポジット・カラード・ビショップ 自分と相手のビショップが一つずつ残っており、なおかつ違う色のマスにいること。
Opposite coloured bishop

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