タ行

名称 説明・備考
ダーク・スクエア チェスボードの黒マスの事。このHPの画像のように、チェスのボードは白黒とは限らないため、
こう呼ぶこともある。ここの画像の灰色マスの事。
Dark square
ダイアゴナル 一般的にチェス盤のナナメ筋。QやBのナナメの効き筋を指すこともある。
Diagonal
ダウン ⇔アップ。駒損している状態の事を指します。
Down
タクティカル・プレイ ⇔ポジショナル・プレイ。駒交換をしていく戦法。
Tactical play
タクティック ある目的に向かうために、連続して駒を動かす戦法。
Tactic
タッチ・アンド・ムーブ 触ったら動かす、という事。動かしたくない駒でも、一度触ってしまったら必ずその駒を動かさなければなりません。
マナーでありルール。しかし、動かす事のできない駒、Kがチェックになってしまう駒などは、これに該当しません。
どうしてもゲーム的に面白くない、という場合には相手の許可を取りましょう。
Touch and move
ダブル・チェック 二つ同時にチェックをしかける事。例としてNがどいてBの効き筋を開き,そのNとBの両方でチェックをかける、
といった感じ。チェックされたKはそこから逃げる以外道はないので、かなり強力。
Double check
ダブル・ポーン Pが同一ファイル上で重なる事。二つとも取られやすくなり,特に終盤では陣形が弱まります。
序盤でBやRを速攻で出せるという利点もありますが。
Double pawn
ダブル・ルーク 同一ファイルかライン上に並んでいる二つのR。そのままKに突っ込んだりします。基本的用法。
Double rook
チェス 私が今一番入れこんでる全世界で盛んなボードゲーム。大変ありがたい事に、私の研究の足を引っ張ってくれる。
日本では将棋上がりの人が多く(偏見)、将棋が強い人はチェスも強い。
初心者さんは、Rの前のPを前に出す傾向があります。
Chess
チェス・マン チェスの駒。棋士ではない。
Chess man
チェスクロック 時間制限付きの対局で用いられる時計。時計が二つついており、駒を動かすごとに交互に動かしていく。
一方を止めると、他方が動く仕組み。JCAなどでも購入可能。
Chess clock
チェック 将棋の王手。持ち駒がない分、回避するのがちとムズイ。
Check
チェックメイト 詰み。どうあがいても逃げられない状況の事。相手をこれにする事がチェスの目的。
Checkmate
中押局 ⇔殺局。受け側にメイトを避けさせ、結果的に攻め側の駒得になる終局図のこと。どっちみちハメ手に近いとも思う。
Domination
チョイス 先手後手を決める儀式。どちらかの手に白P、逆の手に黒Pを入れ、相手にその手を指してもらう。
指された方が相手の駒となる。ちなみに先手は白。
Choice
ツー・ビショップ 自陣のビショップが二つ存在する状態。主に中盤戦以降に呼びます。序盤にあるのは当たり前ですし。
終盤ではうまくコンビネーションを効かせれば,クイーン並の効果を発揮します。
Two Bishop
ツー・ビショップ 自陣のビショップが二つとも残っている状態のこと。ミドル・ゲーム以降で呼ばれる。
終盤での駒価値は8と、クイーン並みの強さです。
Pair of bishops
ツーク・ツワング 強制被動。駒を巧みに動かされ、どんな手を選んでも負けになる状態になる事。またはその状態。
自分が動いた後、相手が動いて終わり。例として、ポーン・エンドでキングが三角形に動いたりする事が挙げられる。
ステイルメイトとは違います。
Zugzwang
詰み チェックメイトのこと。したら勝ち、されたら負け。
Check mate
詰めチェス 詰め将棋のような問題。エチュード、プロブレム、メルヘン、レトロなどが有り、それぞれ趣旨は異なるが、
基本的に相手をチェックメイトにする事が目的。
 
テイク 相手の駒を取る事。自分の駒を相手の駒に重ねたときに発生します。
Take
ディスカバード・アタック 例として,あらかじめBの効きマス上にNを置き,そのNをどかす事によってBで他の駒に攻撃を仕掛けること。
Discovered attack
ディスカバード・チェック ディスカバードアタックの対象がKである状態。はずした駒にクイーンを狙わせる、
チェックさせてダブルチェックにするなどの方法が効果的です。
Discovered check
ディストラクション 敵の駒を攻撃し、その駒をどかした隙に別の駒を攻撃すること。
Distraction
ディフェンス 防御。序盤で相手の駒に対応した防御をする〜ディフェンスと名がつく定跡もいくつかあります。
Defence
ディベロップ 駒を(好位置に)配置すること。
Develop
デコイ おとり役。自分の駒を差し出して,相手の邪魔な駒をどかすように誘う事。ほとんどがサクリファイス。
Decoy
デュビアス・ムーブ 疑問手。端から見ていて「ホントにそれで良いのかい?」ってな具合の着手です。悪手よりはまし、といった感じ。
Dubious move
点数 駒の価値。コンピュータに教え込むときにも用います。基本的に、P=1,N=3,B=3(3.5),R=5,Q=9とする。
もちろん盤面の状況によって全く変わってくる事が多い。補足として(主に終盤戦)、K=4,7段目のP=5、
6段目のP=3,ダブルポーンは合わせて1.5、ツービショップは合わせて8と考えることもあります。
Point
伝統チェス 一定の手数を一定の制限時間内に行い、手数を超過する度に一定の持ち時間が追加されるシステム。
基本は40手で2時間、その後20手で1時間ずつ足していくようなシステムのこと。
 
テンポ 手得や手損のこと。ゲームの進行の流れの事を指すこともある。
Tempo
同形三復 一つの試合中に全く同じ局面が3回できると、その場で引き分けになると言うもの。
アンパサン・キャスリングの有無も対象とする。千日手とは微妙に異なり、連続してできる必要は無い。
Repetition
同色ビショップ 同じ色のマスに居る、自分と相手のビショップのこと。この状態のときは引き分けが多い。ツー・ビショップではない。
Same colored bishops
投了 負けを認めること。駒損したり、これ以上続けても勝てない、ドローにもできないと判断したときにする。
Resign
トライアングレーション 相手との間合いを取るために、Kが一手で行けるマスに二手掛けて行くこと。
ポーン・エンドなどでプロモーションを邪魔されないように、キング同士の間合いを取ったりすること。
Trianglation
トラップ ワナ。ハメ手の事。使うためでなく、使われるのを防ぐために憶えておいたほうがいいと思う。
Trap
トランスポーズ ある定跡から手順をかえて、別の定跡に変える事。定跡を忘れたときの言い訳にも使えます。
Transpose
トランスポジション (定跡で)手順前後して同一局面になること。↑とは微妙に異なる(らしい)。
Transposition
ドロー 引き分けの総称。ステイルメイト・50手ルール・同形三復・ドローオファー・パペチュアル・ドロー・
メイキングマテリアル不足をひっくるめた言葉。その場でゲームは終了です。
Draw
ドロー・オファー 引き分けを提案する事。相手に受け入れられれば、その場でゲーム終了となります。
Draw offer

サ行に戻る/チェス用語に戻る/ナ行に進む