6. そして…(東の章) ―10月30日 15時40分―
とうとうやってまいりました、ラストステージ。東ホールでございます。出展社はロールスロイス&ベントレー、
フォルクスワーゲン、プジョー、ロータス、光岡、富士重工、サーブ、オペル、いすゞ、ゼネラルモータース、スズキ。
またしても名前で選び、とりあえずロールスロイスににじり寄る。すると通路とブースが鎖で仕切られていては
入れない。人が出入りしている様ではあるがここは後回しにして、お隣のフォルクスワーゲンへ。
ワーゲンといえば前回の学園祭で『ニュービートル』のクレイ(粘土)モデルを出展。その直後からなぜか
学校周辺で『ニュービートル』を良く見かけるようになったのだが、因果関係は定かではない。
とまぁそんなわけで『ニュービートル』には愛着がある。試乗(シートに乗るだけ)が出来る様だったので
乗ってみたかったが、人が多すぎ。あきらめて次に向かう。
そろそろ時間も押してきて疲労も溜まってきたので、ピッチ上げて見学する事になった。
(注:このレポートも要点除いて箇条書き形式で行きます。)
プジョー。『206』をベースにした『206WRC』を発見。昨年のWRC(世界ラリー選手権)ではタイトルを
2つ獲得したので、今年も期待されています。
次にロータス。『ニューエリーゼ』を発見。正直『エリーゼ』はスタイリングがあまり好きではなかったのだが、
今回のは斬新なフォルムとなっていて、個人的には結構好き。
さらに光岡。今回が初出展とのこと。そんな光岡が送り出してきたのはその名もステキ、『
大蛇(オロチ)』です。
もちろん八岐之大蛇のオロチ。名前も凄けりゃ見た目も凄い。まるでアメ車に爬虫類が憑依したかのような
印象を受ける。当然人もかなり集まっていて、一目見るだけでも一苦労だ。
しかし……あまり大きな声では言えないが、
売るの無理だろ、コレ。
買う人はゼッタイ少ない。
続いて富士重工。7人乗りワゴンの『WX―01』、フロントがエンジン駆動、後輪が電動駆動のミニカー
『HM―01』、より一層スポーティになった『レガシィ』や『インプレッサ』など、数々の車が展示されていた。
ゼネラルモータース。『キャデラック・ヴィゾン』発見。でかい割にゆったり4人乗り。機能性と美しさを
兼ね備えている、実に渋い車というイメージ。
サーブ。クーペ、ワゴン、ロードスター、ピックアップなど、用途に合わせて使い分けが出来るという車
『9X』を発見。見た目はいたって普通のクーペなのだが……。
オペル。青ガエルこと『フロッグスター』を発見。昔の名車『ラウブフロッシュ』にロードスターを足して
作成したらしいのだが…。『シルエイティ』みたいなマネをするなぁ。もちろん車体はグリーン。『9X』のように
用途に応じてある程度使い分け可能。ちなみにこの車、見た目とは裏腹に結構なIT技術が用いられている。
GM系列最期はいすゞ。目に付くのは和風の『Z・E・N』とアメリカ風の『GBX』の2車種SUV。
『GBX』のドア、おなじみの観音開きです。
GMブースを抜けてスズキ。丸っこくてかわいい『
Covie』に加えて、シンプルな『Lapin』、そして……
『エスクード・パイクスピーク』。某レーシングゲームでさんざんお世話になり、とても大好きなので、
一目見れたことが嬉しくてしょうがない。早速部長に写真を依頼するが、すでに撮っていた。
部長もゲームやっていたもんねぇ…。(注:写真を良く見るとエスクードでなく
エリオであった事が後日判明)
ラストにロールスロイスに戻る。どうやら並ばないと入れないようなので、素直に持つ事にした。
勝手に出展車に座って怒られている人なぞ眺めながら、ただひたすらボーっと待つ。ちなみに並び順は
先頭から影部員、副部長、部長、会計。
ようやく順番が回ってきた。ブース内で住所、指名、電話番号などを書く。先ほどの人物の影響か、
車に座らないよう注意を受ける。ちぇっ。
先にブース内に入っている影部員の元へ。ドアを開けて中を覗くと、
後部座席でTVを見ることができるように
なっていたりした。驚愕の余韻を残したまま別の車を見ようと思いドアを閉めようとするが、うまく閉まらない。
流石は天下のロールスロイス、
ドアからして私には扱えない。
気を取り直して別の車に。ロールスロイスの証である『
フライングレディ』がしっかりと付いている。
当然のごとく後部座席でTVが見れたり、さらには
ワイングラスまで置いてあったりして、腰が引けてくる。
影部員と副部長、後が支えてきたのでまだ見ている部長と会計を残しひとまずブースを出る。
すると車に座っている人がいる。どこぞのお金持ちか、はたまた会社の重役かといった風貌で、
ロールス社の人が一生懸命接待している。私達は十数分並んで中見るだけ。あの人たちは待ち時間無しで
余裕で座ったりしている。いくらなんでも
そこまで露骨に差別するか?普通。
こっちだって一応金払って来ているんだから、座らせてくれても良いじゃないか……。しかしまぁ、
ああいう世界の人はここの入場料の何万倍もの金を払って、車を買っているのだろうなぁ……。
世界どころか次元が違うかな。資本主義なんて嫌いだ。
静かな怒りを携えていると部長達が出てきたので、そろそろ引き返すことになった。再び北ホールを
抜けて帰ろうとするが、部長曰く、まだデジカメの残りが余っているとの事。そこで会計に好きなものを
撮ってくるように命じる。なにやら迷っている様だが、彼の目的は分かりきっている。悩むのは時間の無駄なのだ。
というわけで、
キャンギャル写真集作成。
デジカメの残りが10枚も無かったのは幸運だった。勝手に撮れとは言ったが、こっちはさっさと帰りたい。
残り枚数に多少の余裕はあるが、影部員の機嫌が段々悪くなってきたのでさっさと引き返すことにした。
再び北ホールに。途中バイクの写真を撮りながら出口へと向かう。
入り口近くのグッズ売り場でお土産購入。安い小物を買ったのち、駅に向かう。集めたパンフレットは
カバンいっぱいに膨れ上がり重たい事山の如しであるが、ここで投げ捨てるわけにもいかない。
我慢して持って帰る。2時間の距離を。
しかしなんだかんだ言って今回の東京モーターショー来場は大正解だった。学園祭のネタ作りという
少々不純な動機で始まった企画でしたが、とてもとても楽しめました。
来場を企画した部長さん、あなたの読みは素晴らしい。
前売り券を衝動買いした会計さん、あなたの直感は正しいよ。
来るの渋っていた影部員さん、なんだかんだでハマってましたね。
色々な事がありました。『TOYOTA2000GT』との出会い、クイズでの挫折、高かった昼食、頂いたワックス、
唯一手に入らなかったフェラーリのパンフレット、そして各ホールの数々の車……どれもこれも良い思い出です。
今まで見たもの感じたものを、全て学園祭にぶつけます!
しかしただ一つ。取るに足らない事かもしれません。ちょっと気になる点があるのです。
こういう風に取材結果を………、
学園祭で発表して良いのですかね?
………まぁいいか、責任者じゃないし。