5/29(土)→ミラノ→コモ
イタリア!
ミラノの玄関口、ミラノ中央駅は広くアーチ型の天井が美しい。美的なものへの探求心を感じられる。いよいよイタリアに来たなあという気分が高まる。ヤマちゃんとカフェテリアでお茶を飲む。「イタリアはどこへ行ってもコーヒーが美味しいから嬉しい」とカプチーノをすするヤマちゃん。私はコーヒーが苦手なのでイタリアでの楽しみの何分かを損するのかもな。とにかくここはイタリアである。マドリッドでもお目にかかれなかったような、お洒落な人々をたくさん見かける。プラダやグッチを着こなして、「いわゆるミラネーゼってのは本当にいるんだなあ」と感激。急に自分の旅人仕様のみすぼらしい服装が気になりはじめる。スペインでは感じなかったことである。
コモ湖へ
ミラノから電車で30分か1時間ほど移動した郊外に、コモという美しい湖水地方がある。今夜はコモのユースホステルに泊まって、コモ湖を眺めようということに決まり。初めてのコンパートメント車輌に乗る。イタリアの田園風景はフランスともスペインとも違う。フランスほどメルヘン的でもなく、スペインのような厳しさもない、落ち着いた美しさがある。あっという間にコモへ。駅のコインロッカーに荷物を預け、コモの湖畔を散策しよう!緑があふれる美しい遊歩道をてくてく歩くうちに、静かなコモ湖が目の前にひろがる。ブランチは湖畔のカフェレストランで。ブルスケッタとサンペルグリノ(ガス入りミネラルウォーター)を。ブルスケッタ とはガーリックトーストの上に、オリーブオイルとビネガーで味付けしたトマトが乗っているだけのシンプルな前菜で、私の大好物。グラスの中でしゅわしゅわはじけるサンペルグリノの泡をみていると、湖からいい風が吹いてくる。遊覧船に乗って遠出すれば、とても素敵な別荘地に着くらしい。しかし、けっこう時間がかかり、便も少ないので断念する。ユースも予約しちゃったし。で、ケーブルカーに乗って小高い山に登り、山頂の見晴台からコモ湖をながめた。
コモ湖のユースホステルは、うおおお、なんだか軍隊か少年院のようだ(行ったことないけど)。建物はそっけない作りで、大部屋に鉄製の2段ベッドがたくさん並んでいる。でも、静かで風が吹きぬけて、居心地は悪くない。今夜の夕食は私のリクエストで、ユースホステルが提供する食事を予約した。ユースホステルの食事はどの国どの街でもわりとイケるとの評判です。スイスではチーズフォンデュが出る(めいめいにフォンデュ鍋が出る)など、その土地ならではのメニューを手頃な料金で楽しめる。今夜のメニューはペンネのクリームソースがけにミラノ風カツレツ。ワインも白か赤をグラスでリクエストできる。デザートはりんごと洋梨。一人旅の人も食事を楽しんでいる。どれもあ っさり味でとても美味しかったです。バカンス時や学生の休み以外ならコモのユースは比較的泊まりやすいのではないかな。ミラノなどの都心は宿が高いから、コモなどの近郊に拠点を置くのもいい手かもしれない。大部屋ではヤマちゃんがカナダのトロントから来たという大柄な女性と楽しそうに話している。いいなあ〜。「あなたの英語はクリアね!」と誉められていたヤマちゃん。英語は・・・英語くらいはマスターしよう。そうして人は語学に目覚めていくのである。学生時代に旅をするべきであった。
ヤマちゃんが買物に行った帰りに「ステキな場所を見つけたから行こう」と誘われ、暗くなってから散歩にでる。ユースから少し歩いたところにあるのは、湖畔のベンチ。そこから眺めるコモ湖はとってもロマンチックで、中空に浮かぶ満月に明るく照らされたコモ湖と湖面に映る街の灯りを眺めながら、ヤマちゃんと私はずいぶんクサい会話をしてしまったと思う。
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