2. 移動時間は2hours(出発の章) ―10月30日 10時30分―
という訳で、東京モーターショーに行くことになったIDC部員一同。1時間半の授業を消化して、
都合で行けないとほざく学園祭代表責任者を除き会場である幕張へ向かう。
しかし3人ではイマイチ頼りない。暇そうにしている影部員に声をかけてみると、
「……えー……」
渋る影部員。気持ちは分かる。こっちだって2時間も鉄の箱に押し込められるなんて勘弁願いたいのだ。
しかし生贄は多い方がいい。部長・副部長・会計、互いに頷きあい、
影部員、拉致。
当然、ブツブツうるさい影部員。「経費は部費で落とすから」と告げると、少し機嫌が直る。
(バカめ。はっきり言って部費で落すつもりなんざさらさら無いわ。とりあえず電車に乗せればこっちのモンだ)
…などと黒いことを考えながら駅に向かい切符を買っていると、
「あ、切符買ってくれ」
いきなり計画破綻。これで本当に部費で払わなければいけなくなった。こいつの分まで自腹切るほど
私は人間できちゃいないのだ。
微妙にブルーになっているところで、ちょうど電車が来たので急いで乗りこむ。20分ほどして乗換駅に
ついたので再び切符を購入していると、影部員、ここでも払えと言ってくる。
にわかに頭の中に悪念想が渦巻いてくるが、ここで帰られては元も子もないのでぐっと堪え、
にこやかに切符を渡す。
出発から1時間たった。駅構内でチケットも購入した(領収書付きで)。しかしこんだけ疲労してまだ半分、
それも電車があと10分立たないと発車しないのでイライラは募る。
「帰りてぇ!」などと愚痴っていると会計にお電話が掛かってきたので、とりあえず電話に出る会計。
どうやら平部員からの電話の様です。そして電話を切る会計。心なしか蒼ざめた感じがします。
会話の内容を伺ってみると、とんでもない事を言い放ちました。
「待ち合わせしていたの忘れてた」
……どうやら平部員もつれていく予定だった様だ。こいつ最低。同じ部員である平部員を誘わなかった
私達も私達だが、それは置いといて会計を責める。非難囂々の中、苦笑いを浮かべるしかない会計さん。
あまりに可哀想なので、心優しい私達が一つのアイデアを授けてあげました。
「今から迎えに行ってこい♪」
ここから戻るのに1時間、会場に行くのに2時間、まぁ合計3時間ぐらいなら待っていてあげよう。会場で。
すると会計さん、「思い出した、たしか行かないとか言っていたよ!」などどほざいた。
焦った顔に冷や汗を浮かべながらそんな事申されましてもリアクションに困ります。しかしまぁ、ここで事を荒立てて
いてもしょうがないので会計さんの言葉を信じ、平部員の事はキッパリ忘れてそのまま会場へ向かうことにする。
数分後、電車が発車。平日の昼間だと言うのになぜか人が多い。もしやこの人達全員東京モーターショーに
行くのでわ…、などと人ごみが嫌いな私にとって嫌な考えが頭を擡げる。しかし会計曰く、
「東京ディズニーランドが途中にあるからじゃないかな?」
とのこと。
なるほど、言われてみるとそんな感じの女性も多い。おそらく車内の半分程はミッキー目当てであろう。
しかしながら、成人式をとうに迎えた男性4人で車窓からディズニーランドを眺める姿は少々寂しいものがある。
が、心の中で滂沱していても何の解決にもならないのは自明の利なので、なるべく考えないようにする。
ちなみに東京ディズニーシーも見学。もちろん窓越し。
少々ヘコむも、目的の駅に到着。人の流れにのっていざ凱旋、少しずつ歩みを進めるIDC一同。
近づく会場、高まる緊張感、そう…我らの冒険はここから始まる!!
すでに疲労しまくっているけど。
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