第11章:SHUさん編2



 雑談も和やかな内に幕を閉じ、舞台は再びハンゲームへ。S
HUさんがいたらリベンジ、いなかったら適当に試合しようと
いうことで話がまとまった。
 恥の上塗りという危険があるにせよ、これはある意味チャン
スといえる。SHUさんにリベンジかましたいのは勿論な事で
あるが、それ以上に、私は『ONEさんとシルクさんの前でS
HUさんに勝利』したいのである。

 実際問題、ただ負けるだけなら別に構わなかったわけだ。も
ちろん悔しい思いはあるが、それは自分の修行不足ゆえの事。
SHUさんが私より強かっただけの話だ。SHUさんを恨む筋
合いは全く無い…てか、すでに何度も負けているし。
 では、一体何に対してムカついているのかと問われれば、『
人前で負けた』と言う点である。『シルクさんの名前で、中身
チェンジ』した以上、シルクさんとは異なった結果が出なけれ
ばまるで意味が無いわけで。『シルクさん(の名前)が師であ
るSHUさんを倒して下克上』が成立しない以上、カフェさん
は完全なピエロに他ならない。道化はヤだ。

 という訳で、ピエロからジョーカーにランクアップするため
に、再度シルクさんの名前で挑む事にした。これで負けたら、
完全に牙がへし折られる。ピエロどころかマリオネットよろし
く、SHUさん門下に降る事になるやも知れぬ。操り人形はヤ
だ。私は今のししょー一人で充分。これ以上{おっさんの相手
を}お兄様達に御教授戴く訳にはいかない。

 そんな訳でハンゲをうろついていると、幸か不幸かSHUさ
んを発見。こうなったらもう、後戻りはできない。シルクさん
に再度操縦をお願いし、リマッチ開始である。シルクさんは一
応にこやかに了承してくれたが、内心は



(* ̄− ̄)y-~~~~~~



こんなかもしれない。

 ・・・イヤな考えは捨て、試合に専念する事にした。しつこ
い位に前振りしている事だし、もう充分であろう。
 さて重要なのは戦略と戦術なのであるが、先ほどの雑談中、
密かに練っていた戦略を用いる事にした。SHUさんはナイト
を取っても取られても怒るのは前述の通りなのであるが、この
怒り心頭モードは極力避けたい。

 よって第一に、『ナイト交換』に持ち込むことにした。交換
ならば双方同時に減っているわけだから、多分怒らない。逆を
考えると取っては怒り、取られては怒るという二重の極みが待
っている気もするが、まぁ多分大丈夫であろう。多分。
 第二に、前回マイナー・ピースを巧みに使われたという点を
踏まえ、ビショップ同士も早々に交換する事にした。
 第三に、読みを簡単にするために、ビショップ以外に唯一斜
めに走れるクイーンも交換する事にした。
 以上三点を踏まえ、K・R・P同士を使って展開する事にし
た。トリッキーなナイトが得意な人は、えてしてベーシックな
ルークが苦手なモンである。多分。

 ・・・・・・なんだかんだで、結局前フリが長くなって申し
訳ない。で、肝心の試合結果だが、

序盤戦:長期戦を展望し、d4で試合開始。両者セオリー通り
に指す。昨日の今日であるというのに、SHUさんに手加減は
全く見当たらなかった。鬼である。
中盤戦:交換開始。意外と素直に交換させてくれるSHUさん
。こちらが交換に持って行かないと読んでいたのか、割と思惑
通りにさせる。流石に油断があるのだろうか。鬼から小鬼にラ
ンクアップ。
終盤戦:K・R・Pの戦闘に。とりあえずポーンを削っとく私
。ふ・・・ルークの使い方が甘いぞSHUさん!!

 と、言う訳で、



リベンジ成功ー!!!



 やったねカフェさん! おめでとカフェさん! やはり私の
戦略は正しかったな! それとも呪いが効いたかな!?

 先程までヘコまされていた分、まさに筆舌に尽くしがたい程
の喜び。もう踊りたい気分である。てか、踊る。横でデジカメ
のシャッターを切りまくるONEさんが鬱陶しい事この上ない
が、そこは心の広いカフェさん。ピースサインなどしてみたり
する、ファンサービス旺盛さんである。

 よって今宵のSHUさんvsシルクさん@カフェの対決は、
1−1で引き分けと相成った。まさに激戦だった。今日はもう
いい。やりたくない。生命力を使い果たしたよ・・・。
 で、感想戦。とは言ってもまぁ、只のダベリな訳であるが。
そんな折、見事下克上を果たされた感想を聞いてみようと、ま
たしてもONEさんが余計な事を言い出した。そしてさも当然
の様に聞くシルクさん。面白ければ何でも良いらしい。それに
対するSHUさんの解答は、さも悲壮な感じで、



「××ちゃん(ONEさんの本名)にも
 負けた事が無いのに・・・」




 シルクさん&私爆笑。ONEさん呆然。SHUさん、本っ当
にこっちの状況判ってないの!? 何でここで都合良くONE
さんの名前が!? ONEさんには口にこそ出していないが、
『どういう意味さ・・・』といった心境だろう。ちなみにON
Eさんの表情は、



Σ( ̄□ ̄;)



こんな感じだったと思う。

 しかしこのセリフ、以前にも増して美味しいセリフである。
一体我等が長は、どのように思われているんだろうか・・・。
まぁどうでもいいんだけども・・・。

 といった所で、私的に流行語大賞を授与したいほどのセリフ
を告げてくれた影の主役と別れ、ハンゲームを後にした。先程
のセリフの余韻覚めやらぬ3人。苦笑する以外他になかった。
私的にも試合結果というよりも、SHUさんのセリフに一喜一
憂していた気もする。恐るべき言霊の魔力! 私も面白ければ
何でも良いらしい。
 しかし冷静になると、一つ大きな問題が有る事に気付く。勝
ってしまった以上、私が代打ちした事をいつかはSHUさんに
告げなければならない。誰かが、だ。この中の誰かが、あの鬼
(小鬼)に告げなくてはならない。
 さらに言えば、告げるタイミングも重要になってくる。最初
に告げた人はもちろん怒られる、かといって最後まで言わなく
ても怒られる気がする。よって一番目の人が告げた後、背中か
らひょっこり顔を出して告げるという、虎の尾を借る狐、別名
『スネ夫』的立場がよろしい。
 とは言ってもまぁ、いくらそんなスリップストリーム作戦を

立てようとも、結局私とONEさんが貧乏くじを引く事は目に
見えているわけで。考えるの、止め。小細工を弄するだけムダ
だ。今は(束の間の)勝利に酔いしれよう。

 そんな訳で後の事は何も考えず、バカ殿の如く天下泰平気分
を満喫するカフェさんであった。もちろん数日後の事など、知
る由も、なく。

追記1:後日バレました。
追記2:きっちりリベンジかまされました。
追記3:上記の作戦は、すでに役立たずです。
追記4:SHUさんに勝ちたい方は、もう呪いしかないっス。





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