| 第6章:シルクさん編 |
といった所で、話は振り出しに戻り、相も変わらず目的が見 えない。ONEさんといえば、その辺をうろちょろしたり、同 じ道を行ったり来たりで、要領を得ない。まだケーキ屋探しか な・・・? でもわざわざ違うところまで来て・・・? などと考えているうちに、正面から眉目麗しき一人の女性が 真っ直ぐこちらに向かってくる。するとONEさんもそちらに 向かっていった。『やっぱナンパ?』とか一瞬思ったが、じっ としていてもしょうがないので、私もそちらに付いて行った。 が、どうやらこのお二人、知り合いらしい。東京にONEさ んのお知り合い? 昔からのお友達? それとも・・・。この 時点で私が想像したONEさんと女性の関係は、 1.実はこの人はシルクさん : 40% 2.ONEさんがこっちでナンパした人 : 30% 3.ONEさんの知り合い(に偶々逢った) : 20% 4.美人局 : 10% こんな感じだ。4について知らない方は、知らないままで構わ ない。これはONEさんが生きる世界の話だから・・・。 で、顔を合わせる。ONEさんと同じような表情でこちらを 見ていることからして、これはもうシルクさん以外に考えよう が無かった。二言三言会話を交わす。予想通りと言うか何と言 うか、こちらの女性はシルクさんでした。こないな美人のお姉 さまに出会えるとは、ONEさんに遭った甲斐が有るってもん だ・・・。というわけで、 「ONEさん、もう帰っていいです」 とか言ったら、ONEさんはおそらく本気で怒るだろうなー。 チャットで私とシルクさんが会話しているだけでも、大魔神の 如く怒る人だから・・・。まぁこの辺は掲示板を適当に遡れば 『私のシルクさん』とか『私の華さん』等とほざいているだろ うから、チェックして戴ければお判りになるかと。 ・・・と言ってもまぁ普通こんな事言われたら、誰でも怒る 気がしなくもないが・・・。 などと考えている内に、どっかでご飯でも食べよーか、とい う話になっていた。この辺の地理にトンと疎い私は、二人の後 をノコノコと付いて行く。数分で目的のファミレスに着いて、 待つことも無く席に通されたのだが、さぁここからが問題だ。 通された席は、二人掛けのイスが、テーブルを挟んで二つ。 つまりは4人分の席が有る。メンバーは3人な訳だから、まぁ 当然といえば当然な選択。その席に最初にシルクさんが着き、 次にシルクさんの対面にONEさん。そして最後に私が着くわ けだが、シルクさんの隣かONEさんの隣になるわけだ。個人 的には考えるまでも無く シルクさんの隣 を選択したいわけなのだが。先に述べたようにONEさんはお そらく本気で怒る。怒り心頭なONEさんを視界に入れながら 食べる食事は恐ろしく味気ないことが予想されるので、無難に ONEさんの隣を選択することにした。それに何を書かれるか 判ったモンじゃないし。ちなみにシルクさんはシルクさんで、 どっちでもよさそうだった。大人だ。 そんな訳で、これ以上こういうネタを続けていると私の性格 が疑われそうだなぁとか思いつつ、食事を待つことにした。O NEさんがお子様ランチを強く勧めてきたが黙殺し、無難なモ ノを注文。中々のお味でした。 チェス、及びその他の話に花が咲く。咲くのは良いのだが、 シルクさんが言い放った「カフェさんって、結構謎」の一言に 動揺し、Tシャツにアイスコーヒーを数滴ほど零したりした。 次にシルクさんが言い放った「カフェさんって、結構まぬけ」 の一言にも動揺し、人知れず涙を数滴ほど零したりした。 で、デザート・タイムに注文したパフェを食べ終わってから 店を出た。ONEさんは不味そうに黒胡麻パフェを食べていた が、特にストーリーに関係ないのでどのように食べていたかは 割愛させていただく。 夜道に涼しい風が吹く。とは言え、別に酔ってもいないので それほど心地良い訳でも無かったが、ONEさんにとっては風 が心地良さそうであった。流石はナチュラル・パンチ・ドラン カーのONEさん、何もなくても自分に酔えるらしい。この辺 の開き直りが生きていく上で大事だとも思う。こうなりたいわ けでは無いけれど。 |